日曜劇場『この世界の片隅に』第7話 感想

日曜劇場『この世界の片隅に』第7話 感想
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日曜劇場『この世界の片隅に』第7話を見ました。

今回のストーリーは、かなりヘビーな内容となっており、辛く重苦しい展開でしたが、このドラマの中でも最も重要な回だったのではないかと思います。

日曜劇場『この世界の片隅に』第7話 概要



すず(松本穂香)が目を覚ますと、そこは北條家だった。全身包帯だらけで身体は動かない。まだ夢を見ているようだ。しばらくたち、すずは現実を理解し始める。防空壕を出たところで不発弾の爆発に遭ったのだ。すずは、底知れぬ絶望と悲しみに襲われ…。

数日後、呉中が空襲に遭い、北條家の周辺も焼夷弾の被害に。そんな中、戦局の変化で訓練が中止になった周作(松坂桃李)が家に帰ってきた。周作はすずを労うが、夫の顔を見て緊張がゆるんだすずは倒れてしまう。

今回の話で最も重要な点は、すずと一緒に行動していた晴美が、街に埋まっていた時限爆弾の爆発に巻き込まれて亡くなってしまったこと、すずさんも片手を無くしてしまったことです。

北條の家族はみな、すずの命が助かったことを喜びます

が、を亡くした現実を受け入れることのできない径子は「おまえが晴美を殺した」とすずを責めるのでした。

ダークサイドに落ちたすず



径子に責められる、ということもありますが、それ以前にすずは晴美が亡くなってしまったのは自分のせいだと責め続けてしまいます。

「何故自分だけ助かったのか。自分も死ぬべきだった」と叫ぶすずさん。

これまで、すずさんはぽーっとした癒し系のキャラクターだっただけに、このすずさんの闇落ち展開は一層事態の悲惨さを表しています。

周りから無事でよかったといわれても、素直に「良かった」と思えないすずさん

自分のせいで晴美が死んでしまったという後悔の念から、すずさんは自分は生きていてはいけない人間なのではないか、と疑問を持ちます。

すずさんが、自分がここに居てもいいんだ、と思えるようには、周りの支えが必要でした。

幸子の励まし



そんなすずさんを、親友の幸子が励まします。

自分の事を責めるすずに幸子は感情を吐き出させることで、少しでもその悲しみを分け合おうとします。

そんな幸子演じる、伊藤沙莉さんの演技はこのドラマの中でもトップクラスに上手いと思います。

平時のコメディーリリーフ的な立ち回りから、こうしたシリアスな場面までしっかりと演じわけることの出来る伊藤さんの今後の活躍に期待です。

径子との和解



しかし、すずの気持ちは一向に晴れません。

自分の居場所はここにはない、と感じた彼女はついに言います。

「広島に帰る」と

そんなすずに径子はいいます

「晴美が死んだことをあんたのせいにして悪かった。あんなの世話くらいどうってことない」と

実は径子は最初からすずのことを気にしてました。

晴美が亡くなった直後、幸子に径子は自分はすずのことを気に掛ける余裕がないかた、すずのケアをして欲しいと頼んでいたのでした。

極限状態で人はどこまで思いやれるのか



度重なる空襲

子どもを亡くした母

落とされた新型爆弾

極限の状態の中で人はどこまで他者を思いやれるのか

希望を見出すことが出来るのか

次回以降の話に期待したいと思います。

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