NHKドラマ10″透明なゆりかご”感想 ~何が子供たちを透明にしているのか~

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NHKドラマ、「透明なゆりかご」が最終回を迎え、全話の放送が終了しました。

このドラマは、これまでに見えなかった出産や妊娠に纏わる葛藤を、産婦人科を舞台にドラマとして見せてくれました。

今回は、最後まで見終わったからこそ、感じたことをまとめてみたいと思います。

NHKドラマ10″透明なゆりかご”ドラマから見えてきたもの



このドラマで特に特筆すべき点は、これまで社会ではあまり見えてこなかっか、妊娠や出産に纏わる「現実」を映し出した事だと思います。

これまでも、産婦人科が舞台のドラマはよくありましたは、どちらかというと妊婦の家族の話が中心だったように感じます。

しかし、このドラマでは、

・長く生きれないと分かって出産する

・親近者からの性的虐待

・産む気がないのに妊娠、中絶を繰り替えす女性

 

など、明らかにこれまでのドラマでは描かれてこなかった一面が描かれています。

何故、これまで描かれてこなかったのか



では何故、これまでのドラマでは描かれたこなかったのか

そもそも、家族で見る事が前提のゴールデンタイムには適していない題材だったという事もあります。

そうした意味では、今回はやや遅めの時間であり、かつ視聴率を気にしなくてもいいNHKだったからこそ、中身に拘って制作できたいという事はあるでしょう

もう一つ、このドラマは安易なハッピーエンドを用意しません。

むしろ、悲しい状況のまま、何も解決せずにポンっと終わることも珍しくありません。

けど、現実もそうですよね。

何もかも問題が解決する、なんてことはほとんどなく、地続きのように問題を抱えたまま人生を何とか生きていくしかありません。

そのあたり、とりあえず安易な結論を見せて、表面上だけ解決した気になっている浅井ドラマとは一線を画しているといえるでしょう

子供たちを透明にしているものは何か



もうひとつ、このドラマにタイトルにもなっている「透明」という言葉はとてもひっかかるものがあります。

このドラマで出てくる赤ちゃんや子供たちは、一見社会からは見えていない、「透明な」存在だったのだと思います。

では何故、こどもたちを「透明」たらしているのか

それは、社会の関心が、どうしても「健全に出産した後」の子育てのフェーズにしか目がいかないからだと思います。

待機児童の問題た、学校の様々な問題はよくニュースにもなりますが、こうした子供たちのニュースはほとんど取り上げられることがありません。

それは、個人情報の問題等もあると思いますが、それ以上に「普通に踏まれて普通に育っている」事を前提とした社会構造になっているからだと思います。

日本は、なんだかんだといっても社会の多様性はまだまだ実現出来ていません。

このドラマは、逆説的にそのことを教えてくれたドラマでもありました。

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