“ザ・ノンフィクション” 「お母さん、もうすぐいなくなるよ ~ダウン症・愛する娘へ~」感想 ~母の終活の果てに~

"ザ・ノンフィクション" 「お母さん、もうすぐいなくなるよ ~ダウン症・愛する娘へ~」感想 ~母の終活の果てに~
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ザ・ノンフィクション「お母さん、もうすぐいなくなるよ~ダウン症・愛する娘へ~」が放送されました。

今回の主人公の妙さんは、ダウン症を抱えており、小学校低学年の知能との事です。

そして、母親の広美さんは、ガンに侵されており、余命1年を宣告されています。

この親子の姿においかけます。

ザ・ノンフィクション「お母さん、もうすぐいなくなるよ~ダウン症・愛する娘へ~



お母さん、もうすぐいなくなるよ ~ダウン症・愛する娘へ~

そう遠くない未来にやってくるかもしれない自らの「死」を、愛する娘に伝えなくては…。そう焦る母、広美さん、58歳。31歳の娘、妙さんはダウン症候群を抱えています。

妙さんは絵を描くのが得意。ダイナミックで独創的な彼女の絵は、世界でも高い評価を受けています。しかし、言葉が苦手。胸の内を言葉で表すことができないのです。

そんな娘に母は、ありったけの愛を注いで育ててきました。常に娘の未来を想い、できることはすべてやってきたつもりです。でも、もう時間がない。14年前に発症したガンは、今、母の体全てを蝕んでいるのです。

「お母さんがいなくなること、あなたはどこまでわかってる?」

母の問いかけに、娘は必死に答えます。彼女にしかできないやり方で…。果たして娘は、最愛の母に、何を伝えるのでしょうか?

出演者

【語り】
永作博美

スタッフ

【ディレクター】
宮井優

【構成・プロデューサー】
李玉美

【チーフプロデューサー】
張江泰之

【制作協力】
ハイクロスシネマトグラフィ

【制作著作】
フジテレビ

【エンディング・テーマ曲】
〈曲名〉サンサーラ
〈作曲〉山口卓馬
〈編曲〉YANAGIMAN
〈歌〉宮田悟志

これは母親の終活の物語だった



まず感じたことは、この物語は、ダウン症の娘を残して先に逝ってしまう事を受けて、母の広美さんが娘の妙さんが生きていけるように、という終活だという事です。

それも、ここ数年だけの事ではなく、恐らく広美さんがもう何年、何十年も前から、この日のために準備をしていたのだと思います。

妙さんは、きちんと会社でも働いており、既に勤続14年です。

これは、中々凄い事だと思います。

始めは、きっと大変だったと思いますが、広美さんは自分が居なくなっても、妙さんがきちんと生きていけるように社会性を持たせたかったのだと思います。

親子でも、子供の気持ちは分からない



そして、広美さんは妙さんに、自分が死ぬことを伝えようとするのですが、中々うまく話せません。

いつもまじめな話をしていても、娘は理解出来ているのかどうかわからいのです。

これは中々ストレスがたまる事だと思います。

ぼくも、2歳の息子がいますが、まだまだ言葉が出てこないので、うまくコミュニケーションが取れずにもどかしい事があります。

それでも、いつかは話せるようになるだろう、という事を希望に日々の子育てをあたっているわけですが、これが永遠にこのままだといわれると、ちょっと精神的にかなりしんどいと思います。

というか、持たないかもしれません。

そう考えると、広美さんの大変さ、凄さが身に沁みました。

そのままの独特な発想を伸ばしてあげる



そして、広美さんが何よりも素晴らしいのは、妙さんの長所をキチンと伸ばしてあげていることです。

妙さんは絵を描くのが得意で、世界的にも評価をされており、個展も開いています。

これは、広美さんが妙さんの個性を否定することなく、その独創的な絵を「面白い」と評価したからこそだと思います。

特に小さい頃というのは、少しでも周りと違う事をすると、「うちの子は駄目だ」と思いはちですが、広美さんはきちんと妙さんの才能を伸ばしてあげました。

これは凄い事だと思います。

お母さんの絵をかける?という一言の凄さ



終盤、スタッフは父親の許可の元、妙さんについに聞きます「お母さんがいなくなること、わかってる?」

と問いかけます。

しかし、妙さんの答えは要領を得ません。

そこでスタッフは、さらにたたみかけます「おかあさんの絵を描いてみて」と

これが結構すごい一言だったと思います。

言葉で思いを話すことが出来ない妙さん

けど、得意な絵なら、なんとか自分の想いを表現できるのでは、と考えたのだと思います。

これは本当に妙さんを長い間取材し、理解しているからこそ出た一言だったと思います。

その後の妙さんの絵に対する解釈は、やや強引な気がしました。

恐らく、やはり妙さんはあまり現実をわかっていないのだと思います。

もちろん、「お母さん体調よくないな」程度は理解していると思いましが、死という事については理解出来ていないのだと思います。

けどそれは、仕方のない事だと思います。

けど、妙さんは何とかやっていけるのだと信じたいです

なぜなら、広美さんは妙さんに仕事にいけるようにし、大好きな絵を描けるように環境を整えてあげているからです。

こうした広美さんの想いが、今の妙さんの日々の日常生活に宿っているのだと思います。

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